水を編む -蘇土-【720ml/ 要冷蔵】
¥8,800大人気銘柄の別誂「水を編む -蘇土-」
「震災後も諦めずに田んぼを続けてきて、本当によかった。」
東日本大震災から13年たった2024年春の田植えの朝。
米農家の豊田寿博さんは、一度途絶えていた有機栽培をようやく復活させることができました。
福島県南相馬市鹿島区で、震災前には合鴨農法で有機栽培をしていた田んぼ。
震災に伴う原発事故の影響で、有機栽培の中断を余儀なくされてしまいました。
長年大切に育ててきた土壌を、もう一度ゼロから再生していく途方もなさ。
そして追い討ちをかけるように、有機肥料をつくっていく上でおからを譲って頂いていた近所の豆腐屋さんも、2022年の地震被害でとうとう廃業をすることに。
そんな状況の中、創業当初からお米を使わせて頂いている僕たちhaccobaに相談があり、酒粕で有機肥料を開発してみることになりました。
酒粕での有機肥料づくりはかなり難易度が高く、試行錯誤を繰り返し、なんとか2024年の田んぼから使い始めることができたのです。
ようやく夜明けを迎えた、1枚の田んぼ。
蘇った土で育まれたお米の味を、余すことなく表現したい。
通常の日本酒では20-30日ほど発酵期間をとりますが、今回のお酒は約100日。
じっくりじっくり発酵させることで、お米由来の旨味や酸味、あらゆる味が最大限引き出されています。
そして、2021年の創業当初から続けている、東北秘伝のドブロク製法「花酛」。
日本在来のホップ「唐花草」の優しい香りも、お米の美しさを際立たせてくれています。
豊田さんの生き様を詰め込んだ1本が、じんわりと皆さんの魂と響き合うことを願っています。
新たな地酒を目指す「水を編む」シリーズ
普段は、お米と一緒にさまざまな素材を発酵させているhaccobaのお酒。
一方で、地元農家さんたちのお米の味、生き様を、お酒を通して最大限伝えていく "地酒" をつくりたい!そんな思いから、haccobaの原点である「花酛(酒母)」で日本在来のホップ(唐花草)のみを使った、新たなシリーズを2022BYからスタートしました。
このお酒には、詩人・菅原敏さんに書き下ろしていただいた詩が隠されています。お酒と言葉、その余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。
おすすめの飲み方は、こちらのnoteにて公開予定です。
▼取り扱いに関するご注意
・このお酒は生のおり酒のため、到着後すぐに冷蔵保管してください。
・長期間保管していると、酵母の活性により中身が吹き出る可能性があります。よく冷やし、中のガスを抜くようにゆっくりと開栓してください。
・瓶の底にオリ(お酒の成分)が沈殿している場合がります。開栓後、注ぐ前にゆっくりと中身を混ぜるとより美味しくいただけます。
| 品目 | その他の醸造酒 |
| 原材料名 | 米 (福島県産), 米麹 (福島県産米), 唐花草 |
| 精米歩合 | 90% |
| アルコール分 | 13% |
| 内容量 | 720ml |
| 製造所 | haccoba 小高醸造所 福島県南相馬市小高区田町2-50-6 |
| 協力 | アグリロード (米), ゴロクヤ市場 (唐花草), 菅原敏 (企画・詩) |